南国で夢を追いかけて．．．

昨日アシスタントGMから同じ現場に居る契約社員が、２月いっぱいで
退職すると聞いた。理由は一身上の都合だ。

これまで幾度か一身上の都合という言葉を聞いていたが、個人のものや
会社の都合も有ったので、詮索はしなかった。
アシスタントGMからは「負担が増えるが、早急に引継ぎをして下さい」
と言われた。

応援に来ている現場は応援ではなく私の担当になり、雑工事等の分担も
引き継ぐことになった。
引継ぎ事項を纏めてもらって随時引き継ぐが、どうなるんだろうな．．．

本日、雑工事の週例ZOOM打合せで、アシスタントGMが昨日無事に入国が
出来たと報告があった。
５日後にPCR検査を受けて陰性であれば、今日から数えて１４日間の隔離を
得てから仕事に復帰する予定だ。

そのあとは通常の打合せで、進捗や案件の報告をしたあとに一人の駐在から
ある提案が出された。
これまで派遣社員の日本人が常駐している現場で、客先から品質についての
クレームが出て、その対応と３月完了の工期も併せ応援に入ってほしいとの
提案と言うよりは依頼だった。

その現場は、今居る現場事務所からマニラ方向に約３０分ほど行った場所で
これからはそこが拠点となって、雑工事も見ることになる。
まあこれが私の役目でもあるから、これからは少し忙しくなるかな．．．

客先への挨拶回りも終って、これから1ヶ月(実質２月いっぱい)は担当業務の
引継ぎ期間となる。

私がセブ島に赴任していた期間に、マニラエリアの現場や雑工事を担当した
日本人からこの間に引継ぎをする。
客先にしてもこれまでの担当者がいきなり代わると、戸惑うことも考えられ
当初は前任者に同行して打合せ等を重ね、タイミングを見て担当になる。

マニラ勤務の日本人担当は６名で、アシスタントGMを含めた駐在が３名で
日本の派遣会社からの契約社員が２名、そして生粋の現地採用(契約)の私だ。
駐在は基本プロジェクトという現場(工事)を担当して、その他はサポートと
雑工事全般を分担する。
雑工事については以前に担当していたことも有って、その８割は私になって
アシスタントGMの思惑どおりなんだろう。

日本人が６人も揃えばそれぞれに個性も有り、アシスタントGM以外は今回
初めて一緒に仕事をする。
若い駐在からそれぞれの印象も聞いていて、挨拶回りをしていて思い当るが
自分自身で見極めて、対応していくしかない。(私より年上なので)
まあ、引継ぎだけではなく新規の客先も発掘しなければならないけどね。

昨日の日曜日はゴルフの誘いを断ったから、散歩に出た以外は宿舎で過ごした。
使い易いようにと部屋やキッチンの模様替えとか、テレビで映画を観たりして
暇を持て余すことは無かった。(昼食冷やしうどん、夕食塩ラーメンと茶漬け)

今日は今回の挨拶回りで一番遠い客先に行くが、メールでアポイントを取った
時に客先から午後３時と指定され、そのあと食事でもと誘われた。
このご時世だから一応「大丈夫ですか」と尋ねたら「もちろん大丈夫です」と
ハッキリと言われた。

今回の挨拶回りで面談を控えたいと言われた客先は１社だけで、客先の中には
ゴルフやこうして食事にも誘われるから、日系企業の中でもコロナへの対応で
温度差が有ると感じ、これが現実なんだろうと思った。(この国も我が社も)
と言うことで、今夜は今年初の食事会となる．．．(苦笑

客先への挨拶回りをしていて、コロナ渦の影響による厳しい現実を知る。

１社はさほど大きな影響は無かったと聞いたが、その他の客先については
計画していた新規の投資が白紙になったり、見通しが立たないと聞く。

昨日の客先は以前に改修や拡張工事をさせて頂いたが、今後の改修等には
多額の費用も掛けられず、ローカル会社に移行せざるを得ないと言われた。
他の会社も影響の度合いは違えど、しばらく投資は控えるといった言葉を
聞くことが多かった。

マニラ勤務の日本人で打合せをして、駐在は従来通り基本プロジェクトを
担当して、雑工事といった小工事等は私の担当となる。
駐在にとっては、ある程度まとまった規模のプロジェクトは実績(経歴)に
なるが、雑工事はならないので必然的にそうなる。

現状で動いている現場は２箇所で、新規受注は１件(４月着工)と厳しくて
雑工事の受注が重要になってくるが、客先の状況を聞く限りではそんなに
簡単に受注が出来そうもない．．．

なんてことを考えたらそれで終わってしまうから、これまでの客先しかり
これから出会うであろう客先とも、どんどんゴルフをして情報を得ながら
絶対に成果を出して．．．みたい。(決意と願望)　苦笑